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◎其後發見されたる死體
原文表記
◎其後發見されたる死體
一昨日午后三十分までに發見されたる死体は船客の五名の外更に其手懸りを得ざりしが其后搜索隊は尚ほも搜索を續行し居たるが一昨日午后六時三十分女の死体を發見し遭難當時より昨日までに於て漸く十一人そ死体を發見するに至れり左に死體の發見されしを記す因に一昨日發見されたる死体中氏不詳の二人の婦人は許日午后五時迄分明せざるを以て區役所員の附添にて崎原の墓地に假埋葬執行したり
國頭郡名護村字名護五九○
山入端カマダ（三六）
三浦丸舩員ボーイ 村山武盛
氏名不詳女（二十五六）
氏名不詳男（六、七年位）
氏名不詳男（三十六七）
國頭郡大宜味村字鹽屋
宮城久保（二三）
現代仮名遣い表記
◎その後発見されたる死体
一昨日午後三十分までに発見されたる死体は、船客の五名の外、更にその手掛りを得ざりしが、その後、捜索隊は尚おも捜索を続行し居たるが。一昨日午後六時三十分、女の死体を発見し遭難当時より昨日までに於て、漸く十一人そ死体を発見するに至れり。左に死体の発見されしを記す因に、一昨日発見されたる死体中氏不詳の二人の婦人は許日、午後五時迄分明せざるを以て、区役所員の附添にて崎原の墓地に仮埋葬執行したり。
国頭郡名護村字名護五九○
山入端カマダ（三六）
三浦丸舩員ボーイ 村山武盛
氏名不詳女（二十五六）
氏名不詳男（六、七年位）
氏名不詳男（三十六七）
国頭郡大宜味村字塩屋
宮城久保（二三）