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◎謝辞

掲載年月日:1909/2/21(日) 明治42年
メディア:琉球新報社 3面 種別:広告

原文表記

◎謝辞
辰島丸昨十八日名護ヨリ復航ノ途次恰モ大和口附近ニ於テ俄然「シヤフト」ニ故障ヲ生シ進行ノ自由ヲ失ヒシモ鹿兒島郵船會社の好意ニヨリ運輸丸ニ曳カレテ無事歸港ヲ得候隨テ其ノ際ハ早速官民諸君ノ御配慮ニ預リ難有御禮申上候
追テ「シヤフト」新調ノ爲メ約二週間休航ノ從前ノ通リ航海可致間御安神可被成下候
此段併セテ謹告ス
二月十九日
那覇西
古賀辰四郞

現代仮名遣い表記

◎謝辞
辰島丸昨十八日名護より復航の途次、恰も大和口附近に於て俄然「シヤフト」に故障を生し、進行の自由を失いしも。鹿児島郵船会社の好意により、運輸丸ニ曳かれて無事帰港を得ます。随て其の際は、早速官民諸君の御配慮に預り、難有御礼申上ます。
追って「シヤフト」新調の為め、約二週間休航の都従前の通り、航海可致間御安神可被成ください。
此段併せて謹告す
二月十九日
那覇西
古賀辰四郎