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◎荷主協会の組織

掲載年月日:1913/1/24(金) 大正2年
メディア:琉球新報社 2面 種別:記事

原文表記

◎荷主協會の組織
各實業家の重なる人々五拾余名を以て荷主團組織の噂ありしが愈々其準備成立し一昨夜玉川屋に於て総會を開き發會式を擧け會則規約十六ヶ條其他を議定し續て幹事の選擧會■移り左の人々選擧せられたり仝會の目的は會員相互の親睦を厚ふし各營業に係る運輸上の利害得失を實査攻究し自他の便益を圖り益々商業界の發展を促進するにある由にて從て會員は各種の商業に從事する荷主を以て組織したるとのなるが此種の會は商業界運輸界に對し時勢の趨勢と機運は自然に斯の結合を要せしものなるべく大にしては縣下商界の爲め有益の協會たるを認むる次第なれば會員各自の意向も大に振ひ居れりと云ふ
幹事 柴田政太郞、前田英次郞、小牧籐次郞、森龜次郞、矢野雄造、平尾喜八、徳田彥左エ門、古賀辰四郞、藤井平兵衛、飛岡吉次郞、城間恒淳

現代仮名遣い表記

◎荷主協会の組織
各売業家の重なる人々五十余名を以、荷主団組織の噂ありしが、愈々其準備成立し一昨夜玉川屋に於て総会を開き発会式を挙げ会則規約十六ヶ条、其他を議定し続て幹事の選挙会■移り、左の人々選挙せられたり。同会の目的は会員相互の親睦を厚うし、各営業に係る運輸上の利害得失を実査攻究し、自他の便益を図り、益々商業界の発展を促進するにある。由にて従て会員は各種の商業に従事する荷主を以て組織したるとのなるが、此種の会は商業界運輸界に対し、時勢の趨勢と機運は自然に斯の結合を要せしもの。なるべく大にしては県下商界の為め有益の協会たるを認むる次第なれば、会員各自の意向も大に振い、居れりと云う。
幹事 柴田政太郎、前田英次郎、小牧籐次郎、森亀次郎、矢野雄造、平尾喜八、徳田彦左ェ門、古賀辰四郎、藤井平兵衛、飛岡吉次郎、城間恒淳